ゼネラルマネジメント

事業を通して経済的価値、社会的地位を創造したい人へ

会社と言う組織の中で、人を育て価値を生み創造していく仕事がマネジメントである。あらゆる資源を用いて価値を創造し顧客へ届ける一連のプロセス、それを可能にする間接的なアプローチを統合するのが経営である。

会社を起こし社会へ貢献すると言うのは、同時に自ら責任を負うのと同じことである。約束しただけの価値を生み出すことができなければ経営者として失格であり、それなりの覚悟を持っていなければ困る。

経営者として常に社会の変化を意識しつつ、顧客の為に最善の策を考えていなければならない。顧客と言うのは単に消費者だけではなく、事業を通して関わる全ての人に当てはまる。投資を行い配当を受け取る株主や、資材を供給する業者、販売を委託する業者など、これらはほんの一部に過ぎない。

マネジメントの定義は他にもいくつかあるが詳しくは後から説明する。

ベンチャー起業論

会社を起こして、夢を叶えよう

起業と一言でいっても初めての方には大変なことだらけです。決して安易な気持ちで始めて簡単に成功することなどほぼありません。ですが近年はインターネットの普及等、起業家にとってはリスクを負わなくても最小限の資金だけで商売することが可能な環境になりました。ここらで一儲けしてみようではありませんか。

日本での起業率はまだまだ低いのが現状です。安定した収入を求めて公務員などを目指す人が多く、あえてリスクを犯してまで挑戦することを好まないのがその背景にあります。もちろんいきなり起業してもリスクが高いだけですから手順を追って成功へ突き進もうではありませんか。

起業家として活躍する方法にはいくつかありますが、私が進めるのは「週末起業」という方法です。平日昼間は普段と同じように会社で働き安定した給与を得て、週末・休日など空いている時間を有効に使って事業を始めようと言う考え方です。

今ではサラリーマンだけではなく主婦や学生、公務員なども空いている時間を有効に使って報酬を得ているのです。何もしないで黙って見ておくのは勿体ないですよね。簡単な仕事で月に30万円も稼いでいる人は少なくありません。必要なのはあなたの【空いている時間】なのですから・・・

ベンチャー文化の定着を目指して

インターネットでつながった世界はビジネスの可能性も広がりましたが、同時に競争相手も莫大な数になりました。市場は世界へ広がって、大企業の海外進出などは進んでいます。このことは海外からも日本へ進出してくるということに同義です。アメリカでは起業して成功する人が多いですよね。パソコン一台で巨万の富を得ることも珍しくない世の中になりました。世界ではそんな起業家が存在しています。

日本でもアフィリエイトが盛んになり、情報起業家なるものも出てきた。今後はもっと起業する人が増えアメリカ以上にベンチャービジネスが活発になれば経済もよくなることでしょう。そのためにまず起業家が育つ環境作りにもっと力を注ぐべきであると考えます。

日本とアメリカの差はこの「環境」つまり起業家を育てる文化の違いが一つであると思います。老後の生活資金も年金に頼る国任せの資産運用を始め、資産のポートフォリオは貯蓄が大半を占めるといったお金に関する知識も投資する力も不足している日本人。金持ち父さんで言われているファイナンスリテラシーが欠けている日本人。これらが原因で日本では起業してお金を儲けるという意識そのものが低い。当然ながらベンチャーの文化もないのである。

日本にもソニー、松下、HONDAなど優良企業はたくさんある。世界で通用するビジネスはたくさんある。日本人にもできないわけはないのだ。今後ベンチャー文化が定着し、日本に起業家が溢れたら世界のビジネスは日本で交渉・取引されるかもしれない。そうなればいいと思っている。そうなるように人材を育てていく必要があるのだ。

これまでの「いい大学へ行き、いい会社へ就職する」という日本人の常識とも言える固定観念を覆し、起業文化を定着できるように成功者たちも、これから起業する人たちも人材の育成や起業文化をつくっていかなければならない。そうしなければ日本は世界と競争する力を失ってしまうかもしれない。

だからこそ高い志をもって起業し、熱意を持って人材を育成して欲しいのである。それには文化は欠かせない。

成功の哲学を日本でも

アメリカでは古きよき時代の伝統がない代わりに、新しいノウハウが次々と誕生しています。その中でも成功者の特長を体系的にまとめた成功哲学がその後も成功者を生んでいます。

成功が成功を生む。まさにそんなことがアメリカでは起こっていたのです。成功者は単に自分が成功することで満足したのではなく、その哲学を後世に残すことを選んだのです。幸せは一人だけでは得ることができないといいます。周りと分かち合うことで本当に幸福なのだと感じるのです。

成功した人は自分が成功者といわれる地位につくことで後を継ぐものを育てたいという意識が芽生えるそうです。日本では高い技術力があるにもかかわらず師弟関係でしか伝承されてこなかったのでノウハウが広まることなく時には途絶えてしまう危険性がありました。

国レベルでのそうした技術力の保護は大切だと思います。それだけでは不十分で体系化したり記録したり広めたりして文化としてノウハウを伝えていくことがもっと大切だと思います。企業にはそうした文化が存在し大企業などでは社風として定着しているところも少なくないでしょう。

今後は人材の育成に力をいれ、企業文化を大切にすることで企業も人も成長していくことが望まれます。しかし長年身についた癖や習慣は簡単に変わることはありません。企業文化もまた変化を嫌います。それが正しくないとわかっていても変えることができないのが習慣です。だからこそ新しい企業文化をつくりだす、ベンチャーが必要になってくるわけです。

情報起業家からはじめる

インフォプレナー(情報起業家)とはインフォメーション(情報)とアンプトレナー(起業家)を合わせて創られた単語でリスクの少ない起業法として注目を浴びています。

情報を売って収益を上げるという情報化社会の中で生まれた新しい起業法です。自分の得意な分野のノウハウをまとめレポートなどにして販売し一月に1000万を稼ぐ人も現れました。

また起業家の成功ノウハウを使って同じように成功した人も億万長者になり話題を呼んでいます。いまでは数多くのノウハウを見かけるようになりました。

ネットショップでの稼ぎ方やオークションを利用した儲け方、上手な株式投資、HPを使った集客法などなど、種類も内容も値段も様々です。

情報は元々から売れるものでした。例えは悪いですが個人情報など名簿で売買されていましたし、市場のニーズを調査するといったリサーチや、パチンコ必勝法などありましたよね。他にも資格取得の為の講座やコンサルタントによるコンサルティング、弁護士・税理士などの相談など専門性を生かしてノウハウを売る方法はあります。

一つ違う点があるといえばインターネットでしょうね。ウェブサイトを使って24時間受け付けたり一度作成してしまえば複製も容易なコンテンツなど時間や場所に縛られない環境が整ったことにより情報をより簡単に多くの人へ提供できるようになったわけです。

このことは情報起業家として大きなメリットになりました。少ない労力で最大の効果を得ることが可能で上手くいけば数千万の売上のほとんどが利益となって自分のものになります。売るのが情報なのでコストはほとんどかかりません。人件費なども基本的に必要ありません。例え失敗しても借金を背負うなんてこともないでしょう。

むしろやらないでチャンスを逃がす方がよっぽど損した気分です。ただで集めた情報を体系化することで商品になることもあるのですから好きなことをまとめて一つの情報として構築すれば売れるのです。それは仕事で得た基本的で当たり前のことだったり、趣味で見つけた独自のノウハウだったり種類は問いません。

ニーズがあれば売れます。その情報が本当に必要な人にとってはお金を出してでも手に入れたい情報になるのです。株式投資で利益が出ていない人がどうしても株で利益を出したいと言うとき、デイトレードで誰でも毎日5万円稼げると言ったノウハウがあれば買いませんか。もし5万円もする情報でも1日で元が取れます。それ以下の値段だったら買わないわけはないですよね。

もしその情報があなただけの独自のものであったなら他に買うことはできないわけで値段はもちろん自由に設定できます。ニーズがあればジャンジャン売れます。

基本的には小冊子などで配布していますが有名になれば同じ内容を使ってセミナーなども開けます。セミナーをビデオに収めてDVDで売る。小冊子を書籍化するなど一つの情報で複数の収入を得ることも可能です。

そして返ってくるものも大きいと言うことです。収入は満足のいくものを得られると思います。時間にも縛られることはなくなります。出社して残業して帰宅といったことはないからです。あとネットを使えばどこでも仕事ができる。場所にとらわれることもありません。満員電車に乗ることも渋滞の道を通ることもありません。

パソコンが受付、宣伝、情報提供などほとんどをやってくれるので心配はいりません。情報があればいいのです。

グローバルな世界でも通用する経営理論を考える。

ロジカル・シンキング

論理的思考(logical Thinking)とは、論理に従って行うものの考え方です。論理に従っていることで、論理的ではないとは、論理に従っていないことです。論理的とは、感情的ではなく、また推測的でもない。論理とは「物事に共通する原則や法則に隠れた道筋」と言えます。論理とは単体ではなくいくつかの事実を元につくられる流れである。

書籍紹介

マネジメント(体系的・客観的・具体的な経営哲学)

現代の経営

新訳 現代の経営〈上〉新訳 現代の経営〈下〉

P.F.ドラッカー(著)

世界中の経営者に読み継がれてきた名著。ゼネラルマネジメントのバイブル。経営者として「マネジメントとは何か」を学ぶのに適した本。経営とは何か、事業とは何かに疑問を持ったら、まず読んでおいたほうがいい、経営の入門書である。

本書は上・下巻にわかれていて序論から第2部15章までを上巻、第3部16章から結論までを下巻におさめてある。マネジメントを体系的にかつ客観的に教えてくれる。マネジメントを一つ一つ丁寧に論じていながら様々な視点からマネジメントを捉えている。理論だけでなく所々で具体的な例を挙げ、論理的な裏づけを行っている。

思考プロセス(Thinking Process) 問題解決手法

ザ・ゴール - 思考プロセス

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス

エリヤフ・ゴールドラット(著)

ベストセラー「ザ・ゴール」の続編。前作で工場閉鎖の危機を見事に救った主人公が、副社長としてグループ会社の売却問題に立ち向かう姿を描いた小説。小説の中ではグループ会社の売却問題はもちろん、家庭の問題など次々と難題が訪れるが問題解決手法【思考プロセス】を使って対抗していく。

理論の詳しい説明などはほとんどないが、実際に問題を解決している状況に立った視点で話が進むので読むことで体験したように深い理解が得られる。詳細まで理解するのに多少は経営者としての知識が求められるが、話の本質としては問題解決の手法なのでわからない単語は読み飛ばすことで、全体として理解することはそれほど難しくはないだろう。ただしページ数が360近くて、本が厚めなので根気がいる。

論理的に答えを導く系統的な思考

前作「ザ・ゴール」あらすじ。主人公「アレックス・ロゴ」は機械メーカー「ユニコ社」のベアリントン工場長。長引く採算悪化を理由に突然、工場閉鎖を告げられる。工場再建に残された時間はわずか3ヶ月。

そんな時に偶然再会した学生時代の恩師ジョナ。ジョナはこれまでの常識を覆す考え方で、工場の諸問題を科学的に解明していく。そのヒントをもとに工場の仲間たちは奇跡的に工場の閉鎖を切り抜けた。

それから10年。ユニコ社多角事業グループ担当副社長として手腕を振るう主人公「アレックス」今度は「グループ会社の売却問題」に立ち向かうことになった・・・

あらゆる問題解決に応用できる【思考プロセス】。今回は生産現場の改善に限って使われてきたTOCをマーケティングや人間関係に用いてあらゆる問題解決に応用できる【思考プロセス】へと発展させている。ここで思考プロセスについてまとめておこう。

思考プロセス(Thinking Process)とは

問題解決手法で「何を」「何に」「どのように…」といった一連のプロセスを系統的(ツリー状)に考えること。思考プロセスを実行するためにいくつかツールがある。

ツールを使って答えを導き出すと言うのには「意味」がある。人間と言うのは答えをすぐに出したがるのだが、その答えが必ずしも核心を対象に出されたものではないと言うことだ。つまり雑草を取り除こうとして一つの「葉っぱ」だけに焦点がいき問題の本質である「根っこ」には一切触れていないことが多いというより確実に触れていないと言える。

もし雑草を表面だけ刈り取ると数ヵ月後どうなっていると思いますか。そうです。当たり前なんですけど同じようにボーボーになるわけです。会社でも同じですよね。雑草のように邪魔な問題が解決策を講じたはずなのに改善されない。無くなったと思っていた問題が再び起こったなんてことはありますよね。

これが会社の存続に関わる重要な問題だったり、大金を投じて行った改革だったりした場合、同じように雑草が生えてきて意味がなかったと感じたらどうですか。

問題の核心に迫る。

系統的にとは「順序立って統一されている」ことです。通常問題と言うのは5階層くらい降りていったところに本質的な根本的なものがあります。建物で言うと地下に降りていってB5Fでやっと「コアな問題」を見つけることができるのです。日本のトヨタ自動車でも「なぜを5回繰り返せ」といわれます。

この原因、問題点を好ましくない結果UDE(Undesirable Effects)と呼び、ツリーを構築していくと、本質的な問題が明確になる。通常の問題点は根本的な問題点の結果にすぎないということで「好ましくない結果」と呼ばれる。

第1のステップは根本的な本質の問題が何か「考えること」です。

 

一度きりの人生、幸せに豊かに生きたいですよね。あなたも思い通りの人生を送りたいとは思いませんか。もっと人生を素晴らしいものにする具体的な人生の法則を下記のリンクからお教えします。

自分を変える7つのステップ(目的、過程、学習、戦略、運命、潜在、時空)